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北山宏光ソロ曲"灰になる前に"を考察してみる

今回Kis-my-ft2のキスマイHOME2021に合わせて初めて作成されたソロ曲MVの一つ、北山さんのソロ、"灰になる前に"ついて考察していきたいと思います。

公式からはavexの公式サイトに載ってるような情報しかなく、北山さん本人もそれぞれ自由に考察してくれというような態度なので、北山さん本人から今後具体的な設定を明かされることは無いのでは、と思っています。

まず初めにこの考察はあくまで、筆者の個人的な考えだと言う事を前提に読み進めて頂けると幸いです。

 

 

それでは、考察にいくまえに、まずはMVを視聴していただいた方がわかりやすいと思うので、下記に歌詞(歌詞の和訳は間違ってるかもしれませんがご了承下さい)と公式HPの紹介文とURL、MVのURLを載せています。

 

 

"灰になる前に"

 

ジグザグな道で悩む僕に

神様tell me ! life is speedy

(神様教えてくれよ!人生は早すぎる!)

溶けゆく大地 足元は見ない

変えていく未来 変えられる未来

i need more energy 興味ないジェラシー

(嫉妬には興味なんてない、もっと力が欲しい)

いらだつ気持ち 前に出て Sorry

火を吹く過去に 捨てれない命

くだらない世界で足掻く you and me

But already know 何が大事

(でも何が大事かもう知ってるだろ)

止められないよ 今を邁進

覚めたくないような夢を胸に

乗り込むビートならば確実

★let's reborn in the end

(最後に生まれ変わろう)

置いてくenemy 灰になる前に

(敵は置いていく)

頼らない女神 崩れてく世界

灰になるまえに 灰になる前に

▲We can reborn now

(俺たちは今生まれ変わることが出来る)

この先 don't know

ありえないくらいの衝動を見せるよ

Can't stop believing now  最期まで

(最期まで信じる事をやめられない)

消えない

heart is beating now

(今も心臓は動いてるんだ)

ありえないくらいの衝動を見せるよ

We can stand up 最期まで

(最期まで俺たちは立ち上がれる)

 

この瞬間 mind (心)見抜く盲点

I feel tire 口癖ならどうせ

(口癖ならどうせ"疲れた")

気だるい空に ただ伸ばす両手

break the records 壊す境界線

(記録を塗り替えろよ)

あいつの涙で回る世界

嘘つき伐倒する we like a Jadi

(俺たちはジェダイみたいに)

なんとなく幸せてな世代

ため息ついたら即 pop champagne (弾ける)

1日目 Find

2日目 Baat(ネズミの尻尾のような線)

3日目 Love

 

・北山 宏光 (Kis-My-Ft2) / 灰になる前に

Spotifyが注目する次世代アーティスト10組を選出する「RADAR:Early Noise 2021」にも選ばれた新進気鋭なアーティスト(sic)boy、KMが楽曲提供!

今作は崩れ落ちていく世界で行き場を失った人々。
こんな世界に日に日に、ストレス・苛立ちが募るばかり。

それでも、歩むことをやめず生まれ変わるために光を探し求めた希望に満ちた1曲となっています!

MVは北山自身が監督・監修を行い初のカメラマンにも挑戦。
「苛立つ男」「マウスアングル」という今までになかった目線で
渋谷の街並みを北山が撮影し「苛立つ男」と「マウスアングル」の2つの目線がシンクロした新感覚なMVが完成!

ナトリウム灯を活用し、視覚効果を利用した演出にも注目してください!

(avex公式サイトより引用

https://avex.jp/kismyft2/news/detail.php?id=1091351)

 

動画URL

(https://m.youtube.com/watch?v=ZzSSNj4dyiA&list=PLgtRDsudgFDCemXRsIvsp1yeeOeEh94xN&index=1)

 

 

 

それでは考察に入りたいと思います!

まず、この作品では"ネズミ"が鍵になるのではないかと思います。

北山さん本人が撮影も担当したこともありますが、マウスアングルにこだわった、しかもMVの中にもある"ネズミ"が隠されています。

それはバンクシーの"アンブレラ・ラット"です。

まずバンクシーのアンブレララットとは何ぞや?という方のために参考にさせていただいた記事を載せておきます。

(https://bijutsutecho.com/magazine/insight/19750)

そのブログから引用させていただくと、

国民的キャラクター「メアリー・ポピンズ」のトレードマークである傘を手に空を飛ぶ、社会の敵であり嫌われ者のラット。そこには「たとえ地上を這う嫌われ者でも、傘を持って空へと高く飛べるはず」というシビックプライドや、「もう空から舞い降りるヒーローやヒロインを待つのではなく、自らの傘で飛べばいい」というメッセージも垣間見られる。

 

まさに、この"灰になる前に"の楽曲の基盤には上記のようなメッセージが込められていると私は思います。

 

このコロナ禍の世の中で、ガラリと今までの当たり前だった世界は崩れ、仕事を失った人や、生活が苦しくなった人々が続出しています。

中には路上で生活を余儀なくされてる人々も。

また、逆に医療従事者の方々は休みもなく最前線でコロナと、戦い働いていらっしゃいます。

そんな働きたくても思うように働けない、働いても働いても生活は楽にならない、コロナが収まる気配は無い。そんな中で苛立つ人々(自分)をネズミと、苛立つ男として表現しているのではないでしょうか。

バンクシーのネズミも、働けど働けど生活はラクにならない労働者階級である自分を、回し車の中でくるくると回り続けるラットレースのネズミに見出したのか、もしくは人目を盗んでグラフィティを描き続ける自分自身をドブネズミに重ね合わせたのか、イギリスだけでなく世界のあちこちにラットを描き残している。

とあります。

 

あと歌詞の冒頭に"神様tell me!"とありますが、これは純粋に世間一般的な神頼みするような表現だと思います。ですが、中盤から"頼らない女神 崩れてく世界"という歌詞が出てきます。

では、この女神とは一体何を表現しているのか?

個人的な意見になりますが、この女神とは、都知事の事を隠喩しているのではないかと思っています。

まずMVの舞台となったのは東京の渋谷。

いつもニュース映像でよくみるスクランブル交差点に立ち、眼光鋭くこちらを睨みつける北山さんの映像は強く視聴者の脳裏に焼き付いていると思います。

そんな舞台となった東京に君臨するのは都知事である、彼女ではないでしょうか。

そんな彼女を女神に例えても違和感は無いと思います。

しかも、その女神にはもう頼らない、崩れていく世界とはコロナ禍で混乱の最中にある東京の街を表現していると考えられます。

そこからはもう政治には頼らない、そんなメッセージも含まれているのではないでしょうか。

 

今回のMVにも登場するバンクシーのネズミは東京にも存在しているようです。

それは東京・日の出の小道に設置された防潮扉に描かれていていた。この防潮扉は、通常は人が通行できるように扉は開かれているが、増水時には堤防の役割を発揮する緊急時の防災施設で、そこには赤の太字で「通行止」と書かれている。

そんな通行止という言葉と傘を持ったネズミ、それは、通行止めのように先の見えない現状でも、誰か(政治や国)の力を借りる、待つのではなく、自らの傘で自分たちの力で乗り越えよう、そういうメッセージが感じられます。

 

私が、この曲を聞いて感じたのは、

今がどんなに辛くて、どうしようも出来ないと思っても、それでも今出来ることは、今を生きるしか無いのだと。

どんなに過去を振り返っても、現状に不満を感じても今を生きるしか無い。

それなら、もうだめだと思っても、夢や希望を持って、最期に生まれ変わろう、視点を変えて世界を見よう。

今まで通りでうまくいかないなら、やり方を変えてみれば良い。

この先どうなるかわからない、それでも今、自分が、変わることはできるんだと。

この命の炎が燃え尽きて、灰になる前に、生まれ変わろう、立ちあがろう、そうすればモノクロに見えた世界にも光が差してカラフルに見えるはずだから。

そんな、北山さんらしい前向きなメッセージが込められていると思いました。

 

最期に、3日間のライブのソロ曲終わりに残したメッセージですが、

"Find Batt Love"

Battはネズミと人間の遺伝子名らしいので、

結局は愛があれば人は救われる、そんなメッセージなんじゃないかと、個人的には思っています。

 

考察、とありますが、個人的なソロ曲の感想になってしまいました💦

ここまで、長々とお付き合いくださった方はありがとうございます。

 

あくまで、個人的な考えですので、こういう考えもあるんだ、と思ってくだされば、幸いです。

 

 

参考サイト↓

(バンクシーのネズミはなぜ傘をさしているのか? ストリートの現実主義とファンタジー

https://bijutsutecho.com/magazine/insight/19750)

 

 

おわり