推せるときに推せ。

推しの笑顔が日々の生きる糧。

🍊じゃない私が、横尾渉について考えてみた。

 

 今回の横尾さんが週刊誌に撮られた件、知った時は驚いた。

 当然キスマイのメンバーにも関係を持っている人なんて一人や二人いるだろうと今まで覚悟して生きている。

 それでも、今回の件で初めて横尾さんが私と同じ人間なんだとしっくり来た。

 彼らは画面の中の別世界の人間じゃなくて、私と同じように息をして、同じ世界で生きているんだって。

 だから当然誰かに恋をするし、それが私の知っている誰かになる可能性もあるんだってこと。

 だから、横尾さんが一般女性と交際中で、その人と一緒に写真を撮られちゃった、て事実が最初上手く自分の中で飲み込めなかった。

 だんだん、これは現実なんだって受け止めたら、なんだか私の夢を壊されたみたいで悲しくなった。

 彼らアイドルは、いつも画面越しに笑ってくれて、いつも私たちに感謝してくれて、いつも私たちを思ってくれていたから。

 だからそんな彼らが私たちファンじゃなくて、メンバーでも、いつもお世話になってるスタッフの方でも、血の繋がった家族でもない、赤の他人の、たった1人の女性を優先したのが悲しくて、腹が立った。

 アイドルなら交際するな。

 アイドルなら写真を撮られるな。

 アイドルなら結婚するまで隠し通せ。

 アイドルなら、アイドルなら、アイドルなら、アイドルなら、、、、、。

 彼らはこの10年間、事務所に入ってからずっと、この言葉で何度我慢してきたんだろう。

 この言葉に何度傷ついてきたんだろう。

 この言葉でどれほどのものを手放してきたんだろう。

 この言葉はきっと彼らをずっと縛り付けてきたんじゃないのか、そう思った。

 

 "そういう職業を、人種を自ら選択したんだから、責任があるのは当たり前。"

 "アイドルはファンに支えられているんだから、アイドルらしくファンファーストしないと。"

 私もそう思ってた。

 アイドルなら、覚悟を持って、アイドルらしくいてほしいって。

 だから、横尾さんの件は凄く腹が立った。

 今まで応援してきたのに。

 アイドルを続ける気ないの?

 アイドルをやる気ないの?

 彼女じゃなくて、ファンを優先しないの?って。

 でも、腹が立って、苦しくて、悲しくて、辛くて。

 裏切られたみたいで。

 彼らがいつも通り笑ってても信じられなくて。

 7人で居るのを見るのも辛くて。

 もう、応援するの、やめようかな、とか考えて。

 

 だけど暫くして、仕事が忙しくて、正直横尾さんの件なんて忘れかけてた時、家に届いてたVoCEの7人で笑ってる姿を見て、涙が出た。

 凄く疲れていた心が優しくほぐれた気がして。

 "やっぱり彼らが好きだ"、と思った。

 1人じゃない。

 "7人で笑ってる光景が好きだ"って。

 それで思い出した。

 私はアイドルとして、アイドルらしい、完璧な彼らじゃなくて、後輩から怖いって言われて、不器用で、ちぐはぐで、歌もダンスもバラバラだけどいつも全力で、真っ直ぐで、感じるままに輝いている、温かい目をした彼らが好きだったんだって。

 ほんと、馬鹿みたいに不器用で、情熱ばっかり空回って、真っ直ぐ過ぎて、誤解されやすくて、でも一つ一つちゃんと向き合うから、ちゃんと周りから愛されてる、そんな彼らが好きなんだ。

 

 だから、今回の件、色んな意見があって、ぶっちゃけ、正解も間違いも無いのかもしれない。

 きっと受け取った人の数だけ、正解もあるし、間違いもある。

 きっと横尾さんはそれもわかってたんじゃないかなぁ。

 祝福してくれる人もいれば、きっと悲しむ人もいる。

 だけど、横尾さんは嘘がつけないから。

 きっと彼が言った言葉には、彼の本心と、メンバーとファンへの思いが込められてるって今は信じたい。

 彼はいつも他のメンバーが言いづらいことは、僕が言います、て言う。

 そういう事は自分しか言えないから。

 だったら、今回の横尾さんの言葉は、彼らが言いたくても、言えなかった言葉かもしれない。

 そう思ったら、これ以上彼を責める気持ちにはなれなくて。

 確かに今回、デビュー10周年目前、ファンとグループみんなでお祝いムードの中の事件で。

 たしかにタイミングは悪かったとも思う。

 だけど今は、これから彼がどういう道を切り拓いて行くのか、ますます楽しみになっている。

 

 アイドルらしくない、そう言われた7人が、国民的アイドルになったら。

 

まだ遠く、果てしない夢かもしれないけれど。

そう思うと、わくわくする。

 

 きっとこの先、結婚したり、父親になるメンバーも出てくるだろう。

 それでも、私たちの前では変わらずに7人で笑っていて欲しいと思う。

 デビュー当時から比べたら、笑い皺も増えたし、若い子に比べたらおじさんになったかもしれない。

 それでも変わらず7人で居てくれたから。

 これからもおじいちゃんになっても、7人で笑っていてほしいと思う。

 私もおばあちゃんになっても変わらず、彼らを想うから。

 

ずっと君を大好きだ。

 


70億分の1のファンより。